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文化財保存活用研究所
The Iustitute for Conservation and Use of Cultural Heritage,Oita
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熊野磨崖仏 着生植物除去作業特集1
令和7年度に実施した熊野磨崖仏着生植物除去の作業風景が、大分ケーブルテレコム放送の「大分の宝磨崖仏」で紹介されました。今回は作業内容を一部紹介したいと思います。
はじめに作業をおこなうために作業用足場の設置をしました。高さ約8mの不動明王と高さ約7mの大日如来と同程度の高さの足場となりました。


足場資材は1週間ほどかけて人力で上げました。熊野磨崖仏に行かれたことがある方はわかると思うのですが、磨崖仏の直前にある鬼が一晩で築いたと伝わる険しい石段が最大の難所になりました。
足場が完成すると、次は着生植物除去の工程に入ります。
はじめに刷毛やブラシを用いて紫外線照射箇所の塵埃を除去します。この作業をおこなうことで、紫外線の
効果を高めることができます。
この作業と並行して紫外線照射装置を組み立てていきます。組み立てが終わると、紫外線照射装置を足場に固定し、紫外線の照射を2週間程度おこないます。
2週間の照射が終わると紫外線照射装置を他の照射箇所に移動させます。照射が終了した箇所については、刷毛や筆などで枯死した着生植物を除去していきます。
着生生物の除去が終了したら、植物の成長を遅滞させるために撥水剤を塗布します。
この工程を全ての除去箇所が終わるまで繰り返しおこないます。
撥水剤の塗布が完了したら、次は不動明王上部に繁茂している植物の剪定と大日如来曼荼羅に付着している植物の除去をおこないました。
植物剪定についてはまた後日別のページで紹介できればと思っておりますので、お待ちいただけると幸いです。
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